こんにちは。転職の家庭教師 キャリアコンサルタントの丸井沙紀です。
突然解雇通告されたら確認すべき3つのポイントその①
突然解雇通告されたら確認すべき3つのポイントその②
からの続きとなります。
おさらいです。
突然解雇通告されたら確認すべき3つのポイント
①退職日までの日数
②会社都合or自己都合
③証拠や給与明細・タイムカードの保管
突然解雇通告されたら確認すべき3つのポイントその③
③証拠や給与明細・タイムカードの保管
解雇・退職の話ができた時にはできる限りのデータ・証拠を自宅に持ち帰られる形で保管しましょう。
保管しておくべきもの
1:タイムカード
Web上での管理のものはダウンロードまたは画面キャプチャーをして保管しましょう。最低半年分、1年あれば安心です。
理由:確かに問題なく勤務していた実績の証明となります。また②の中の「※残業が多い人はチェック※」でふれた残業の有無の証拠となります。3カ月連続45時間以上は結構当てはまる方が多いので確認しましょう。
2:メールのやり取り
退職などの日程や勧告やりとり、パワハラ・セクハラなど退職につながるような事のやり取りがメールにあったら印刷または自宅に転送するなどして保管しましょう。
3:就業規則
退職や退職金、有給についての記載があります。記録できる事記録しておきましょう。
4:給与明細(Web明細の場合)
給与明細は紙で渡される会社もありますが、最近ではWebシステムから確認できるようになっている会社も増えています。場合によっては源泉徴収票もWebに保管されている場合も。
これらもダウンロードまたは画面キャプチャーととって自宅に転送または印刷をするなどして保管しましょう。
会社に異議を出して争うような事がなくても、前年度の給与明細や源泉招集票は新しい会社で提出をしたり、年収交渉に使用したりする場合があります。
今、会社にいると当たり前に閲覧できるWebシステムやメール、スケジュール機能など。
退職するとアクセスできなくなります。
これはもう、実にあっさり。
私自身も、まだ退職日前の有給消化中なのに、全くアクセスできなくなった事があります。
セキュリティ的には正解でしょうが、
まじめに有給中に引き継ぎしていたのに・・・
一人ひとりにご挨拶のメールを書いていたのに・・・・
世知辛い・・
と思った事もあります。
上記にあげたデータ以外にも「もし、全てにアクセスできなくなったら?」と想像して必要なものをリスト化し保管する事をお薦めいたします。
突然解雇通告されたら確認すべき3つのポイント
として全3回にわたってお伝えしました。
まとめ
仮に突然翌日から解雇されて給与の保証がなかったとします。そして勝手に自己都合にされていたとします。
転職活動は平均3カ月程度かかるといわれています。次の会社に入社するまでに3カ月かかった場合、
月収25万円(税込)だとすると・・・
解雇予告手当(30日分):25万円
失業給付金:月給の50%として12.5万円×3カ月=37.5万円
=62.5万円となります。
更に退職金・失業中の保険料などを計算すると100万円以上の差が出るケースもあります。
けっして「沢山お金をもらおう!」「会社と争おう!」という事ではありません。
(不当な解雇は許せませんが・・)
正当な手続きを踏み、ルールに則った保証を受ける事で、
お金に少しでも余裕を持ち、転職活動の準備にあてて頂きたいと思います。
「お金の余裕は心の余裕」
「明日から収入0円の中、社会保険料などの支払いもある」
という場合と
「65万~100万円が入ってきて社会保険料も安くなる」
という場合。
転職活動をしていると。心の余裕に差が大きく出るのではないでしょうか。
前者の場合ですと「とにかくなんでもいいから入れる会社、受かる会社に!」と不安がある会社でも妥協しなければいけません。
しかしお金に余裕があれば
「長く続けられて、やりたい事や条件があう会社に出会うまで探そう」
「内定はもらったけど不安があるので辞退して他の会社を探そう」
「スキルアップをして異業種や異職種に挑戦しよう」
といったふうにゆとりをもって考える事ができるのではないでしょうか。
知っていると知らないでは大きく変わってくる保障や社会の仕組み。
突然の解雇でどうしていいかわからない位慌ててしまうことと思いますが、
これらを参考に安心して前に進める準備に役立てて頂けますと幸いです。
個別コンサル相談では、個々の状況に合わせたご相談も承っていますのでお気軽にご相談ください!
(※ただし交渉代行は承っておりませんので予めご理解ください)
まずお試しコンサルをご利用ください!
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転職の家庭教師 キャリアコンサルタント
丸井 沙紀
2級キャリア・コンサルティング技能士(国家検定)
キャリアコンサルタント(国家資格)
米国CCE,lnc.認定 GCDF-Japan キャリアカウンセラー ・
銀座コーチングスクールGCS認定プロフェッショナルコーチ
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