キャリコン資格取得体験と資格の仕組を解説&キャリアコンサルタントのおすすめ養成講座比較ランキングについて監修とコメントをしました【記事監修】

こんにちは。転職の家庭教師 キャリアコンサルタントの丸井沙紀です。

サラリーマンをポジティブにするキャリア情報メディア「ポジサラ」内で以下の記事を専門家として監修し、コメントをさせていただきました。

記事内下部の方に通学をして受講したメリットを私の経験を元にコメントさせて頂いております。

丸井はキャリアコンサルタント(国家資格)をいつどのように取得した?

こちらのブログ、転職者だけではなく同業のキャリアコンサルタントの方からもご覧いただき、お問合せやご感想を頂く事があります。また転職など今後のキャリアを考えている方でキャリアコンサルタントの資格を取得してみたいという方もいらっしゃるかと思います。「丸井さんっていつとったの?」「取ってよかった?」などご質問頂く事も多くあります。改めて私丸井はどうだったのかについて、書かせて頂きます。

丸井の資格取得年一覧

2012年2月 米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japan (標準レベルキャリア・コンサルタント:当時)

2013年3月 2級キャリアコンサルティング技能士(国家検定) 

2016年9月 キャリアコンサルタント(国家資格)登録 

なんだか履歴書のようですが(笑)このような形です。一般の方はあまりご存知ありませんが、2級キャリアコンサルティング技能士はキャリアコンサルタント(国家資格)の上位資格になります。これだけを見ると上位資格を先に取得している事になります。なぜこのような事になったのでしょうか。

キャリアコンサルタント(国家資格)ができたのは2016年

キャリアコンサルタント(国家資格)ができ、登録開始となったのが、2016年4月です。その前には存在していなかったのです。

ここからは、私と同期や先輩にとっては当たり前の話なのですが、最近資格を取られた方やこれから目指す方、業界外の人にはわからない話で、たまに質問を頂くのでご説明したいと思います。

キャリアコンサルタント(国家資格)ができる2016年以前は「標準レベル」「熟練レベルのキャリア系資格がありました。
「標準レベル」は厚労省の認可を取った上で運営している民間資格で、私が取得した米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanや取得者が多いCDA資格などがあります。
詳しくはこちらのサイト(厚生労働省のサイト)も参考になるかと思います。

そして「熟練レベル」は2級キャリアコンサルティング技能士となり、1級キャリアコンサルティング技能士は「指導レベル」となります。

標準レベル:米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japan、CDAなど
熟練レベル:2級キャリアコンサルティング技能士

指導レベル:1級キャリアコンサルティング技能士

ー2016年以前ー

標準レベル以上の資格取得者はキャリアコンサルタント(国家資格)に移行できた

そのような中2016年にキャリアコンサルタント(国家資格)ができ、4月から登録開始となります。厚労省肝入りの資格で取得者10万人を目標にしています。
この時に、こちらのサイト(厚生労働省のサイト)にもありますが、既に標準レベル以上の資格を取得している人は、手続きをするだけで国家資格に移行する事ができました。
当然丸井もこちらの手続きを行いました。

キャリアコンサルタント(国家資格)取得を検討されている方がベテランのキャリアコンサルタントに質問すると「私今の試験受けていないんですよ」と言われる事がよくあると思いますが、このような理由からです。
当然、標準レベルの試験は同等レベルの授業や試験を受けています。技能士になるともっと上のレベルの試験を通過しています。

現在はどうなっているの?

標準レベル:キャリアコンサルタント(国家資格)
熟練レベル:2級キャリアコンサルティング技能士

指導レベル:1級キャリアコンサルティング技能士


ー2023年現在ー

ただし、厚労省のサイトにこのような記載があります。

Q.キャリアコンサルティング技能士と、今回の国家資格はどう違うのですか?

A.資格が証明する方向性が異なっています

キャリアコンサルティング技能士とは、優れたキャリアコンサルティング技能・知識のレベルの到達度を証明する資格であるのに対し、キャリアコンサルタントは、一定のキャリアコンサルティング技能を有したうえで、法律に則って守秘義務を守り、継続的に技能・知識を学習・研鑽している専門家であることを証明する資格です。いずれも同じ分野の資格ではありますが、それぞれの資格が証明する方向性が異なっています。

厚生労働省サイト

法令遵守や守秘義務は技能士でも当然守る義務が生じますが、技能士には更新手続きがありません。
キャリアコンサルタント(国家資格)は「継続的に技能・知識を学習・研鑽している専門家であることを証明する資格」となっているのは5年に1回更新があり、その間には指定の講座を受講して常に研鑽し、最新の動向も把握する必要があります。(これが時間もお金も結構大変です・・・という愚痴です)

よって、技能士の方が上位資格であるにもかからず、キャリコン関係の求人には「キャリアコンサルタント(国家資格)を取得し登録している方」と書いてあるものが多いのだと思います。一般的な認知度としてもキャリアコンサルタントの方が知られるようになりました。

自分が何の資格を取得しているのか理解していない人がいる?

2016年以前まで「標準レベル」であった 「GCDF資格」や「CDA資格」は今どうなっているの?と疑問に思う方もいると思います。これらを主催している団体や受講できるスクールのほとんどでキャリアコンサルタント(国家資格)の対策講座を実施しています。キャリアコンサルタント(国家資格)取得のコースを受けると、セットでこれらの民間資格も取得できるスクールもあります。
ただ、最近新たに資格を取得された方の話を聞いていると、自分が何の資格を取得しているのかわかっていない残念な方を多くみかけます。セットで民間資格も取得している事を知らない、自分が国家資格を取得した事を知らない・・などなど、驚く事も多いです。
各教育機関やスクールでの説明が不足していることが要因と感じています。ただ、きちんと説明を受けていても、上記のように複雑な経緯があってできた資格や現状なので、把握できていない方も多いと思います。

元(会社員時代)資格取得のスク―ルでアドバイザーをしていた身としては、資格を取得する方はしっかりと自身が目指している資格や取得した資格が何であるのか、必要なものか不要なものか、受講料は適性かなどを理解していただきたいと思います。

特にキャリアコンサルタントは取得後、ひと様のキャリアや人生に大きく関わり支援や伴走する立場になります。自身のキャリアや資格位正しく把握しておくべきと思います。

上記の解説や監修した記事がお役に立てれば幸いです。

キャリア系の資格を取得して良かったなと思う事

私自身がキャリア系の資格を取得してよかったなと思う事をお伝えします。

  • 自分のキャリアの軸になった
  • 独立の後押しとなった
  • 資格を保持していないとできない仕事ができる
  • 自分のやり方・アドバイス方法が正しいかどうか判断でき安心できるようになった
  • 仲間ができた
  • お客様に安心を与えられる

一つ一つについての説明をはじめると長くなりそうなので、また別の機会にさせてください。

検索などでいきなりこのブログにたどり着いている方はProfileもぜひご確認ください。

キャリアコンサルタント(同業者)からのご相談も受け付けています

キャリアコンサルタント(同業者)からのご相談も多く頂いております。最初は遠慮されて名乗らない方もいらっしゃいますのであえて記させて頂きます。キャリアコンサルタントだってキャリアに悩みますからね(笑)
また、これからキャリアコンサルタントを目指したい、目指そうか悩んでいる方にも先輩そして元資格取得のスクールのアドバイザーとしてお力になれる事も多いと思います。

但し、一般の転職者のふりをしてセミナーに参加をしたり、セミナーの内容や資料を転用する事は禁止させて頂いております。詳しくは下記をご覧ください。

お試しキャリア相談でお気軽にご相談ください。